高齢者が自宅を担保に融資を受けるリバースモーゲージ
最近、CMなどでも目にする方も多いのではないでしょうか?
老後資金の確保するために利用を検討されている方もおられると思います
そんなリバースモーゲージの利用する際の注意点やポイントを徹底解説させて頂きます
老後の資金計画の参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読み下さい!
★このページには一部プロモーションが含まれております
ご了承下さいませ
①リバースモーゲージとは

【リバースモーゲージの仕組み】
1. 基本的な概要
・自宅の不動産評価額を基準に融資枠が設定されます
・契約者は借りた資金を利用しながら、自宅に住み続けることが可能です
・契約者が亡くなった際、担保となっていた自宅を売却し、借入金を一括返済する仕組みです
2. 返済方法
・生存中は利息のみを返済するのが一般的で、元本の返済は不要です
・借入残高は時間とともに増加し、最終的に自宅売却で精算されます
3. 資金用途
リバースモーゲージの資金用途は機関によって異なりますが、主に以下の目的で使用されます
・老後の生活資金や医療・介護費用
・自宅のリフォーム費用
・住宅ローン残債の支払い
・高齢者向け住宅への入居一時金
・趣味やレジャーへの活用
・子どもへの生前贈与
地方自治体や社会福祉協議会が提供する場合、用途が生活資金に限定されることもあります
【リバースモーゲージの種類】
1. 公的機関の商品
・主に低所得者向けで、収入条件がある場合があります
例: 社会福祉協議会による「不動産担保型生活資金貸付」
2. 金融機関の商品
・資金用途が幅広く、住宅金融支援機構の「リ・バース60」などがあります
②リバースモーゲージのメリット&デメリット

1.メリット
・自宅を手放さずに資金調達可能
・毎月の返済負担が利息分のみで軽減される
・資金用途が幅広い(金融機関商品の場合)
2.デメリット
・相続人全員の同意が必要で、自宅を相続できない可能性があります
・長生きや不動産価値下落によるリスクがあります
・対象物件やエリア制限があるため、すべての不動産で利用できるわけではありません
③リバースモーゲージのリスクについて

リバースモーゲージにおいては知っておかなければならない注意点があります
主に大きなリスクになる、長生きや不動産価値の下落が発生した場合のリスクと影響を具体的に説明します
【長生きした場合のリスク】
1. 契約期限超過による一括返済
・金融機関によっては契約期間を25年などと定めており、存命中に期間が終了すると一括返済が必要になります
(例:60歳で25年契約した場合、85歳時点で存命なら自宅売却による返済義務が発生し、住居を失う可能性があります)
2. 利息累積による負担増
・生存中は利息のみ支払う仕組みですが、長期化すると累積利息が膨らみます
・契約者が長生きするほど最終的な返済額が増加し、相続時の負担が拡大します
3. 追加融資の制限
・長期間利用すると不動産評価額が減少し、追加融資を受けられなくなるケースが発生します
【不動産価値が下落した場合の影響】
1. 融資限度額の見直し
・金融機関は定期的に不動産価値を再評価し、下落が確認されると融資限度額を減額します
(例:契約時2,000万円評価→数年後1,700万円に下落すると、借入上限が1,360万円(80%の場合)に制限されます)
2. 担保割れ発生時の対応
借入残高が不動産評価額を上回る「担保割れ」が発生すると、金融機関から次の対応を求められます
・追加担保の提供
・一部返済の要請
・契約解除と一括返済
3. 売却価格不足リスク
契約者が死亡後、不動産を売却しても借入金を全額返済できない場合
・相続人が自己資金で不足分を補填する必要がある
例:借入残高1,800万円 vs 売却価格1,500万円 → 300万円の不足
④リバースモーゲージを利用するのに向いている人とは

リバースモーゲージを利用するのに向いている人の特徴は以下の通りです
1. 老後資金に不安がある人
・自宅に住み続けながら、生活資金を確保したい高齢者に適しています
・年金や貯蓄が不足している場合、生活費や医療費などを補う手段として有効です
2. 自宅を手放したくない人
・慣れ親しんだ家に住み続けたいと考える人に向いています
・自宅を担保にしながらも、売却せずそのまま住むことが可能です
3. 相続人がいない、または相続を考慮しない人
・自宅を相続財産として残す必要がない場合に適しています
・死亡後に自宅を売却して元金返済する仕組みが前提となるため、相続の必要性が低い人に向いています
4. 老人ホームなどへの入居を考えている人
・老人ホームの入居費用や介護費用を確保したい場合にも利用可能です
・入居中も自宅を維持し、時折帰ることも可能です
5. 資産価値のある自宅を所有している人
・担保となる不動産の評価額が高いことが条件となるため、資産価値の高い物件を所有していることが重要です
6. 安定した収入がある人
・毎月利息のみの返済が必要なため、最低限の返済能力が求められます
7. 将来的に空き家になる予定の人
・債務者死亡後に自宅を売却する仕組みのため、将来的に空き家になる予定であることが明確な場合にも適しています
リバースモーゲージは老後資金対策として有効ですが、不動産価値や返済能力などの条件を満たす必要があります
利用前にはメリット・デメリットを十分検討することが重要です
⑤まとめ

今回はリバースモーゲージについて解説させて頂きました
リバースモーゲージは使い方によっては、資産を効率よく使うことにつながる一方、リスクを把握していなければ「こんなはずじゃなかった…」と後悔することにもなりかねません
今回の記事が老後資金を計画する上で参考になれば幸いです
最後までお読み頂きありがとうごさいました!
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