地震大国の日本において、持ち家を所有されている方は地震保険へ加入または加入を検討されている方が多いと思います
万が一の時に頼りになる地震保険ですが、実は保険金が下りにくいことはあまり知られていません
そこで今回は、地震保険について加入前に知っておきたい保険金支払いの現実についてお話させて頂きます
現状を知ることにより、万が一の備えをより盤石なものにできますので、ぜひ最後までお読み下さい!
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ご了承下さいませ
①地震大国の日本

日本は地震が多発する国で、主に以下の特徴があります
【地震の種類】
1. プレート間地震: 海洋プレートが陸のプレート下に沈み込む際に発生
例として2011年の東日本大震災(M9.0)が挙げられます
2. 陸域の浅い地震: 内陸部で活断層が動くことで発生
1995年の阪神・淡路大震災(M7.3)が代表例
3. 火山性地震: 火山活動に伴う地震
【最近の地震】
・2025年2月19日、鹿児島県薩摩地方でM3.6、最大震度1の地震が発生
・同日、青森県三八上北地方でM3.7、最大震度2
【地震対策】
・日本政府は防災計画を推進し、建築基準法の強化や避難訓練を実施
・首都直下型地震の発生確率は30年以内に約70%とされ、被害想定や対策が進められています
日本は4つのプレートが交差するため、地震リスクが高く、常に備えが重要です
② 地震保険とは

1. 補償対象
・地震、噴火、津波を原因とする火災、建物の損壊、埋没、流失などを補償します
・対象は居住用の建物および家財ですが、門や塀、自動車、有価証券などは対象外です
2. 契約形態
・地震保険は単独で加入できず、火災保険とセットで契約する必要があります
3. 保険金額と支払い基準
・保険金額は火災保険の30~50%の範囲内で設定され、建物は最大5,000万円、家財は最大1,000万円が上限です
・損害の程度に応じて「全損」「大半損」「小半損」「一部損」に分類され、それぞれ100%、60%、30%、5%が支払われます
4. 運営と保険料
・地震保険は政府と損害保険会社が共同運営し、どの保険会社でも補償内容や料金は同じです
・建物構造や地域によって保険料が異なり、耐震性能に応じた割引制度もあります
地震保険は生活再建を目的とした制度であり、建物の再建費用を全額補償するものではありません
③地震保険のメリットとデメリット

【メリット】
1. 地震による損害を補償
地震、津波、噴火が原因の火災や建物倒壊などを補償する唯一の保険
2. 迅速な保険金支払い
大規模地震の際、迅速な支払いが可能で、生活再建をサポート
3. 地震保険料控除
所得税や住民税の負担軽減が可能
【デメリット】
1. 単独加入不可
火災保険とセットでしか契約できず、保険料負担が増加
2. 補償額の上限が低い
建物5,000万円、家財1,000万円が上限で、再建費用を全額補償できない
3. 保険料が割高
地域や建物構造により異なるが、リスクに対して高額に感じる場合がある
4.保険金の支払額が少額である傾向
東日本大震災では支払い件数は約76万件以上が対象となり、1件あたりの平均支払額は約159万円となり生活再建費用としては不十分という結果であった
④地震保険が無駄と感じられる理由

・保険金だけでは住宅再建費用が不足する現実
東日本大震災のような大規模な震災被害でも損害区分: 全損が約4.9%、半損が24.2%、一部損が70.9%と分類されました
1件あたりの平均支払額は約159万円となり、保険金だけでは再建費用は不足するのが現状です
・保険料が割高な割に万が一の時に保険金は下りにくい
前項で述べたように、実態よりも損害区分の認定は下りにくく、支払われる保険金も十分とは言えません
⑤ 加入前に検討したいこと

地震が起きてしまい建物が倒壊したり、構造的な問題で居住が困難な状態になれば地震保険に入っていれば建て替えの費用が補償されるように思いがちですが、地震保険はあくまでも生活再建の一助となるものであり、火災保険のように住宅の再調達価額で補償されるものではありません
東日本大震災のような大規模な震災てあっても下りる保険金が平均150万円前後であれば、日ごろから生活防衛費として預貯金で備えられないか検討する必要があります
⑥まとめ

今回は地震保険は無駄?加入前に知っておきたい保険金支払いの現実というテーマでお話させて頂きました
地震大国の日本において、地震保険は本来必要なものであるものの地震保険の仕組み上、十分な保険金が下りにくいのが現状ということがお分かり頂けたかと思います
保険で備えられない以上、保険料に充てるはずだった現金も含め、預貯金で備えておくほかありません
また、今現在預貯金がほとんどなく生活防衛費も貯められていない場合は一時的に加入し、早急に生活防衛費を用意する方法でも良いかと思います
万が一の出来事に備えて、日頃から家計管理をして生活防衛費として準備しておきましょう!
今回の記事がお役に立てば幸いです
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪
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