新NISAがスタートし多くの方が投資に興味を持たれていると思います
しかし、中にはご自身のリスク許容度を超えて投資を始めたばかりに、短期的な含み損に耐えられず損失を被ったケースも多くあります
そこで今回は、投資をする際に重要なリスク許容度の考え方について解説していこうと思います
これから投資を始める方にも、もうすでに投資をしている方にも参考になる考え方だと思いますので、ぜひ最後までお読み下さい!
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ご了承下さいませ
①リスク許容度とは

投資におけるリスク許容度とは、投資家がどの程度の価格変動や損失を心理的・経済的に受け入れられるかを示す尺度です
これは主観的な要素が強く、個人の年齢、収入、資産額、投資経験、性格、投資目的などによって異なります
株式投資や債券投資など、リスク資産は価格変動がつきものです
自分のリスク許容度はどのくらいなのか?あらかじめ考えておくことで、リスク資産の比率を決定する際に役立ちます
②リスク許容度の重要性

投資におけるリスク許容度の重要性は、主に次の3つの観点から説明できます
1. リスク管理による精神的安定
リスク許容度を理解し、それに基づいた投資を行うことで、価格変動や一時的な損失に対する心理的負担を軽減できます
自分の許容範囲を超えたリスクを取ると、不安やパニックに陥り、合理的な判断ができなくなる可能性があります
2. 長期的な資産形成の基盤
リスク許容度を把握することで、自分に合った資産配分や投資戦略を立てられます
これにより、無理なく運用を継続でき、長期的な資産形成が可能になります
特に、リスク許容度内で運用することは、下方リスク(損失)を抑えながらリターンを最大化するための鍵となります
3. リスクとリターンのバランス
投資では、高いリターンを得るためには高いリスクが伴います
しかし、自分のリスク許容度を超えた投資は失敗の原因になりがちです
例えば、十分な生活防衛費も用意することなく投資を始めてしまい、支払いで現金が必要になり投資商品を売却せざるを得ない場合などです
その場合、含み損でも売却し、支払いに充てなくてはなりません
一方で、許容度内で適切なリスクを取れば、大きな損失を避けつつ、合理的なリターンを期待できます
例えば、リスク許容度が低い人は債券やインデックスファンドなど安定した商品に投資し、高い人は株式や新興国市場など変動の大きい商品にも挑戦できます
このように、リスク許容度に応じた戦略を選ぶことで、安心して投資を続けられる環境が整います
リスク許容度を理解することで、自分に合った投資対象や戦略を選び、精神的な負担を軽減しながら長期的な運用を続けることが可能になります
③リスク許容度を決める要因

リスク許容度を決めるには様々な要素があります
リスク許容度は年齢や家族構成など、一人一人それぞれ違うものですので
自身で決める必要があります
リスク許容度を決める際に下記の要因を考慮して下さい
1. 年齢と投資期間
長期運用が可能な若い人はリスク許容度が高い傾向があります
2. 収入と資産状況
収入や保有資産が多いほどリスクを取りやすくなります
3. 性格と経験
投資経験が少ない人はリスク許容度を過大評価しないよう注意が必要です
4. 投資目的
老後資金や住宅購入など目的によって許容できるリスクは異なります
リスク許容度診断をオンラインで無料で診断できるサイトもあります
以下は、一般社団法人全国銀行協会が提供しているリスク許容度診断テストです
参考にしてみて下さい
④アセットアロケーション運用とポートフォリオ

アセットアロケーション運用とは、資産を複数の資産クラス(例:株式、債券、不動産など)に分散配分し、リスクとリターンのバランスを最適化する投資手法です
ポートフォリオとアセットアロケーションは、投資において密接に関連していますが、それぞれ異なる意味を持ちます
・定義
投資家が保有する金融商品の一覧やその組み合わせを指します
具体的には、株式、債券、不動産、現金などの資産の構成内容を表します
例えば、日本の個別株金融セクターに何%など
・目的
資産全体のリスク管理とリターンの最大化を目指します
複数の金融商品を組み合わせることで、リスクを分散します
・定義
投資資金を異なる資産クラス(例: 株式、債券、不動産など)にどのような割合で配分するかを決めるプロセスです
例えば、株式に7割債券に2割現金に1割などです
・目的
リスクとリターンのバランスを最適化し、長期的な目標達成を図ることです
分散投資によって市場リスクを軽減します
投資成績のほとんどがアセットアロケーションで決まると言われるほど、重要なものです
簡単に言えば、ポートフォリオは「現在保有している資産の状態」、アセットアロケーションは「その資産をどう配分するかの計画」といえます
⑤リスク許容度に応じた投資戦略

投資戦略はリスク許容度に応じて、個別に判断する必要があります
一般的には無リスク資産の割合は年齢くらいと言われています
例えば30歳の方の場合、現金または債券などの無リスク資産が30%、株式が70%等です
ご自身のリスク許容度が明確になれば、それに合わせてアセットアロケーションを決めましょう
以下にそれぞれのリスク許容度に合わせた投資商品の例をあげます
あくまでも一例ですので、ご自身で組み合わせて下さい
【ローリスク派】
預貯金や国内外の債券が多めで一部インデックスファンドの組み合わせ
【ミドルリスク派】
預貯金や国内外の債券が少なめもしくは半々程で、インデックスファンドの組み合わせ
自身で組み合わせを考えられない場合はバランス型ファンドも選択肢の一つです
【ハイリスク派】
現金や債券などの無リスク資産は少なめ、株式資産を多めでインデックスファンドを主軸に株式資産のうちの一部を個別株、新興国投資に回すことも考えられます
⑥ 投資初心者が注意すべきポイント

投資初心者の方はまだ価格変動にも慣れていませんし、短期的に大きく下落したりする価格変動リスクと上手に付き合っていく必要があります
コツコツ長期に渡って続けていくことがとても重要です
長期・積立・分散投資は、資産形成において重要な3つの柱です
それぞれのポイントを以下にまとめます
【長期投資の重要性】
・複利効果
長期間運用することで、利息や配当が再投資され、元本が増加し続ける「複利」の力を活用できます
・市場変動への対応
短期的な市場の乱高下に左右されず、長期的な成長を享受できます例えば、40年間株式市場に投資し続けた場合、途中で大きなリターンの日を逃すと最終的な利益が大幅に減少する可能性があります
【積立投資の重要性】
・ドルコスト平均法
一定額を定期的に投資することで、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入でき、平均購入価格を抑えられます
・リスク軽減
長期間積立を続けることで、市場のタイミングに左右されるリスクが軽減されます
30年積立ではすべてのケースでプラスになった実績があります
【分散投資の重要性】
・リスク分散
株式、債券、不動産など異なる資産クラスや地域に分散することで、一部の市場や資産が不調でも全体への影響を抑えられます
・安定したリターン
特定の資産クラスへの依存を避けることで、安定したリターンが期待できます
⑦まとめ

今回は投資をする上で極めて重要な、リスク許容度について解説させて頂きました
リスク許容度を超えた投資をしてしまうと思わぬ市場の変動に不安に駆られてしまうことにもなりかねません
投資にはリスクがつきものですが、リスク許容度を守りご自身にあったアセットアロケーション運用を行うことで、より良い未来にしていくことが可能です
投資について勉強しながら、一緒にコツコツ頑張っていきましょう♪
今回の記事が参考になれば幸いです
最後までお読み頂きありがとうございました!
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