【老後資金はいくら必要?】退職金&年金では足りない理由と対策

年金
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老後資金の柱となる退職金と年金

その大切な退職金は年々減少傾向にあり、退職金自体を支給しない企業も少なくありません

また、退職金を受け取る際の課税を軽減する退職所得控除の見直しも検討されています

退職金と年金のみで老後の生活費をまかなう旧プランでは、現代では厳しいと言わざるを得ません

そこで、今回は老後資金が退職金と年金では不足する理由と対策というテーマでお話させて頂きます

老後生活を計画する際の重要な内容となっておりますので、ぜひ最後までお読み下さい

★本ページには一部プロモーションが含まれております

ご了承下さい



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①老後資金はいくら不足するか?



老後資金はいくら不足するのか?は一人一人異なります

というのも、人によって収入も支出、貯蓄や年金額も様々だからです

そのため、一概にいくら不足しますというのは申し上げられないのです

自身の老後資金がいくら不足するかを計算するには、収入(退職金、公的年金、企業年金等)と支出(年間の生活費、車やリフォーム費用、旅行代などの大きなイベント費)を把握し、老後のライフプランによって(老後の住居をどのようにするか、どこで介護を受けるかによっても大きく異なります)収入額では足りない資金を計算する必要があります

その不足額を働くことができる現役時代に用意する必要があります



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②退職金は減少傾向



大手企業と中小企業の退職金の平均額は大きく異なり、年々減少傾向です

以下は、厚生労働省と東京都産業労働局の調査データに基づく情報です

退職金の平均額推移(1997年~2018年)

・1997年: 約2,500万円

・2002年: 約2,300万円

・2007年: 約2,100万円

・2012年: 約1,900万円

・2018年: 約1,500万円


退職金制度自体を廃止している企業も少なくなく、退職金制度の代わりに確定拠出年金を導入している企業もあります

確定拠出年金は運用商品を自分で選び長期間運用することによって、老後資金を用意することができます



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③年金の平均受取額



20歳から60歳になるまでの40年間の保険料をすべて納めると、満額の老齢基礎年金を受け取ることができます

老齢基礎年金の満額は

年間「816,000円」(令和6年度)

となっています

厚生年金の受給額は保険料の納付月数と収入により決まるため、一人一人異なります

厚生労働省の公的年金シュミレーターで将来の年金額を試算することができます



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④マクロ経済スライドが発令されると年金額は目減りする



マクロ経済スライドとは、平成16年の年金制度改正で導入されたもので、賃金や物価による年金額の
改定率を調整して、緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです

具体的には、賃金や物価による改定率から、現役の被保険者の減少と平均余命の伸びに応じて算出した「スライド調整率」を差し引くことによって、年金の給付水準を調整します

マクロ経済スライドは将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう、年金の給付水準を調整するものですので、インフレで物価が上がってもその上昇率よりも年金額は低く抑えられることになります

日本銀行は2%のインフレ率を目標としており、今後もインフレは続いていく以上円通貨のみで
老後資金を備えるとインフレ負けしてしまい、実質目減りしてしまいます



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⑤老後資金が不足しない対策



1.新NISAを始める

新NISAは投資による利益が非課税になる制度で、株式はインフレに強い資産として有名です

株式投資はリスクがありますが、15年以上の長期運用すれば元本割れのリスクは軽減できます

詳しい新NISA解説については以下の記事を参考にして下さい

2.iDeCoを始める

iDeCoは個人型確定拠出年金で、確定拠出年金には企業型もあります

iDeCoは老後資金をつみたて運用して用意するもので、掛金の全額が所得控除になるなど税制優遇がされます

一方で60歳まで引き出せないなどのデメリットとなりえる部分もありますので、以下の記事を参考に詳しく理解してから始めることをおすすめします

新NISAの上限を埋めきれない方は新NISA優先で良いと思います

3.支出を最適化し、生活費を抑える

必要な生活費を抑えることは、老後資金の不足額を減少させる大きな効果が期待できます

固定費を見直すだけでも、生活の質を落とすことなく大きく節約できます

以下の記事を参考に支出の最適化に取り組むことをおすすめ致します

4.できるだけ長く働き年金の繰り下げ受給をする

年金受取年齢まであとわずかなのに老後資金が不足している!という方はあわてて資金を増やそうと
投資をしないで下さい

投資商品は9割以上が手数料の高いボッタクリ商品だと言っても過言ではありません

知識のない状態で銀行や証券会社の窓口に相談に行ってしまうと、かえって資産を大きく減らして
しまいます

その場合はできるだけ長く働いて下さい

そして年金の受け取りをできるだけ遅くして、年金額を増やします

繰り下げ受給で増えた年金額は終身で受け取ることができます

以下のサイトで年金を繰り上げ、繰り下げ受給した場合のシュミレーションができます

年金の繰り上げ、繰り下げ受給額シュミレーター


5.資産整理をし、老後資金に充てる

不動産や貴金属などの物品の整理をし、売却益を老後資金に充てることも考えましょう

老人施設に入居を検討するのであれば、自宅を売却することも必要かもしれません

個々のライフプランによって異なりますので、ライフプラン表を作り、じっくり検討するのが良いと思います

アナ
アナ

退職金が振り込まれると口座を閲覧できる銀行は、投資商品を売り込むために
営業の連絡をしてきます
銀行の窓口などで取り扱われている投資商品は手数料が割高すぎるものばかり
ですので、くれぐれもご注意下さいね
投資商品を購入されるのであれば、まずは書籍などで勉強し、購入はネット証券
が不必要なものを勧められることもなくおすすめです♪

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⑥まとめ



今回は老後資金が退職金と年金では不足する理由と対策というテーマでお話させて頂きました

物価高に度重なる増税と、年々苦しくなっていく現状は対策をしなければ貧乏老後まっしぐらになってしまいます

今回の記事を参考により良いシニアライフを送って頂く手助けになれば幸いです

最後までお読み頂きありがとうございました!


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