低収入でも高級車が買えるって本当？！残価設定ローンの真実と落とし穴

街中をSUVや700万円以上するようなワンボックスカーをよく見かけ「みんな稼いでいるんだなー！」なんて思う人もおられるかもしれません

もちろん本当に高所得者の方もおられると思いますが、日本人の平均年収は約450万円といわれており、そこまで余裕がある世帯が多いわけではない様子…

そこには低収入でも高級車が乗れる
からくりがありました

そこで今回は車購入時に勧められることが多い「残価設定ローン」について解説したいと思います

車は生涯で約5000万円も掛かるという住居費の次に金食い虫です

深く考えずにいると大損します

ぜひ最後までお読み下さい！

★本ページには一部プロモーションが含まれております
ご了承下さい

①残価設定ローンの基本的な仕組み

残価設定ローンとは車の購入時に利用されるローンの一種です
残価設定ローンでは、車の将来の価値（残価）をあらかじめ設定し、その残価を差し引いた金額を
毎月分割で支払います

・残価の設定
車の購入時に、将来の下取り価格（残価）を設定します
この残価は、車種や走行距離、使用年数などを基に決定されます

・ローンの分割返済
車両価格から残価を差し引いた金額をローンとして分割で返済します
例えば、車両価格が600万円で残価が100万円の場合、500万円を分割で返済します

② 残価の精算方法

ローンの最終回（通常は数年後）に残価を精算する方法は以下の3つです

1. 新車に乗り換える
車を返却し、新しい車に乗り換えます
この場合、残価を支払う必要はありませんが、基本的に同じメーカーの車しか選べないことが多いです

2. 残価を支払って車を買い取る
残価を一括で支払うか、再度ローンを組んで車を買い取ります

3. 車を返却する
車を返却し、残価を支払わずに精算します
ただし、走行距離や車の状態によっては（査定価格が残価を下回ることがあるため）追加料金が発生することがあります

③ 残価設定ローンのメリットとデメリット

残価設定ローンのメリットとデメリットを以下にまとめました

④残価設定ローンの注意点

残価設定ローンを利用する際に注意するべき点を以下にまとめました


・走行距離の制限
残価設定ローンでは、月々の走行距離に上限が設けられていることが多いです
これを超えると追加料金が発生します

・車の状態
車の劣化や損傷が大きい場合も追加料金が発生する可能性があります

⑤600万円の車を残価設定ローンで購入した場合のシュミレーション

【600万円の車を残価設定ローンで購入した場合のシュミレーション】

・車体価格600万円

・5年後の残価を100万円

・金利6%

・ローン期間5年

とした場合の返済額を計算してみましょう

以下の条件で計算します

1. 借入金額: 600万円 – 100万円（残価） = 500万円

2. 金利: 6%

3. ローン期間: 5年（60ヶ月）

総返済額5,799,840円

（月々の返済額96,664円）

⑥資産形成期には身の丈にあった車を

前項までで残価設定ローンの具体的なしくみや支払い額についてお話しました

残価の3つの精算方法のどれを選択するとしてもトータルでの車費用としては
高額な負担額になります

繰り返しになりますが、車は生涯で住居費の次に多額のお金がかかります

車の費用を抑えることは資産形成期には必須です

一番は車を手放してしまうことですが、それができない場合でも中古車にして乗り潰すのが
経済的には負担が少ないでしょう

⑦まとめ

今回は残価設定ローンについてお話させて頂きました

車購入時に勧められることの多い支払い方法ではありますが、仕組みを理解すると負担額の多いローンであることが分かります

資産形成期において、見栄は大敵です

高級車に乗るのは資産形成がある程度（少なくとも3000万円以上）できてから築いた資産が生み出した収益から購入するのと資産を減らすことなくお買い物ができます

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです

最後までお読み頂きありがとうございました！

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