「毎月の収入の一部を銀行預金口座へ貯金する」
過去の私はこの方法しかお金の預け場所を知りませんでした
インフレとデフレの違いも分からず、学校や家庭では教わったことはありませんでした
金融の教育が行われることがない日本ではそのような方は多いと思います
デフレからインフレに移行している現代社会で資産形成を行うにあたって、基本的な知識がないと今までの常識だった銀行預金だけでは資産が減ってしまうことになります
そこで今回は、元本保証なのに預金では資産が減ってしまう理由とその対策についてお話したいと思います
皆様の資産形成のお役に立つ内容となっておりますので
ぜひ、最後までお読み下さい！
★本ページには一部プロモーションが含まれております
ご了承下さい
①インフレとデフレの違い
ここ数年の日本はデフレを脱却し、インフレへと移行しています
以下にインフレと、デフレの違いについてまとめました
インフレ（インフレーション）
・物価が上昇し続ける現象です
・お金の価値が下がるため、同じ金額で買えるものが少なくなります
例えば、100円で買えたものが150円になると、インフレが進行していると言えます
デフレ（デフレーション）
・物価が下落し続ける現象です
・お金の価値が上がるため、同じ金額で買えるものが増えます
例えば、100円で買えたものが80円になると、デフレが進行していると言えます
どちらも経済に大きな影響を与えますが、インフレは消費が活発になりやすい一方で、デフレは消費が控えられやすくなります
基本的には世界的にインフレになるようデザインされています
インフレで物価が上がると企業の売り上げが上がり、人々のお給料も上がり
社会全体として消費が活発になり、経済的にプラスに働くからです
②預金のリスクとは
・インフレ時の円預金のリスクについて
インフレとは、物価が継続的に上昇する現象で、これにより同じ金額で購入できる商品やサービスの量が減少し、現金の価値が下がると前項でご説明させて頂きました
具体的には、以下のようなリスクがあります
1. 購買力の低下
インフレが進行すると、預金の利息が物価上昇率に追いつかない場合、実質的に預金の価値が目減りします
2. 実質利回りの低下
銀行預金の利息が低いため、インフレ率が高いと実質的な利回りがマイナスになることがあります
3. 資産価値の減少
長期間にわたるインフレは、預金の実質的な価値を大幅に減少させる可能性があります
③預金は元本保証なのに資産が減る理由
預金は元本保証です
今の額面100万円の預金口座は10年後も額面100万円のままです
（わずかな利息収入はここでは考慮しません）
しかし、数字は変わりませんが前項で触れた通り、インフレになると通貨の実質価値は目減りします
インフレで物価が上がると通貨の購買力が低下するため、今日１００円で買えたものが１０年後には１２０円に値上がりしていて、１００円では買えないということです
つまり、長期的に通貨のみでの保有はインフレ負けして、資産がインフレ率分実質的に減少していきます
④インフレに強い資産とは
インフレに強い資産には以下のようなものがあります
・株式
企業の収益がインフレに伴って増加することが多いため、株価も上昇しやすいです
・不動産
物価上昇に伴い、不動産の価値や家賃収入が増加する可能性があります
・金（ゴールド）
実物資産であり、インフレや経済不安時に価値が上がりやすいです
・外貨
円の価値が下がると相対的に外貨の価値が上がるため、外貨預金や外貨建ての資産が有効です
・投資信託
株式や不動産など、インフレに強い資産に分散投資できる商品があります
これらの資産を組み合わせて分散投資することで、インフレリスクを軽減することができます
⑤長期的に資産を減らさない方法
世界経済は基本的にインフレであることを考えると、通貨のみで保有することは資産減少につながると解説しました
以上のことから、短期的な支出には通貨で備えて、長期的には前項のインフレに強い資産を組み合わせて運用する必要があります
そうすることで、長期的なインフレ率分と同等またはそれ以上に資産が増加していく可能性が高いです
ご自身のリスク許容度に合わせて、リスク資産も組み入れる必要があります
投資はリスクが伴いますが、預金のみでも円という通貨に一極集中投資という方法で資産を保有しているとも言えます
投資はあくまでも余剰資金でリスク許容度の範囲内で行う必要がありますが、これからのインフレ社会ではリスク資産を持たないこともまたリスクだと言えると思います
⑥まとめ
今回はなぜ元本保証の預金で資産を保有しているにも関わらず、資産減少につながることがあるのか？についてお話ししました
ここ数年の急激な物価の変動に驚いた方も多いのではないでしょうか？
長期に渡り、日本はデフレ経済でしたのでインフレに移行するにあたり、どのように対処したら良いのか戸惑ってしまうと思います
インフレ社会で資産を保有するに適した方法を知っていれば、対処ができます
今回の記事が少しでも今後の資産運用の参考になれば幸いです
最後までお読み頂きありがとうございました！
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