「まさか自分の物件が…」賃貸募集中の戸建てに不法侵入されたリアルな体験談

住居トラブル
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「まさか自分の物件が不法侵入されるなんて——」

そう思ったのは、ある日の仲介業者からの一本の電話でした

今回は、実際に賃貸募集中の戸建てで起きた不法侵入被害のリアルな体験談をお話しします

遠方から物件を管理している方、空き家や戸建てを賃貸に出しているオーナーの方には、「こんなこともあるんだ…」と参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読み下さい

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①賃貸募集の流れと管理方法



私の物件は、入居者を募集するために2社の仲介業者(A社とB社)に依頼していました

両社には物件の鍵を共有するため、プロパンガスのボンベ付近にキーボックスを設置し、その暗証番号をそれぞれに伝えていました

途中でキーボックスの運用を辞めて、A社に鍵を預けていました

とても問い合わせの多い物件でしたので、両社とも何度もお客さんを物件に案内していました

また、最初の募集時には防犯カメラを設置していましたが、入居希望者からの申し込みが入り(その後キャンセル)、

「もう人が住む予定があるから大丈夫だろう」と判断して防犯カメラを撤去していました

この判断が、結果的に「大きな盲点」となってしまいました



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②事件の発覚 



ある日、A社の担当者から

「室内が泥の靴跡だらけで、明らかに荒らされています」と連絡がありました

玄関は施錠されていましたが、1階の窓が解錠されていたそうです

その報告を聞いた瞬間、背筋が凍りました

すぐに遠方の自宅から現地へ向かいました



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③ 現地で見た衝撃の光景



現地に着いてドアを開けると、室内は信じられない状態でした

床には泥だらけの靴跡、靴についていたのか草が室内に散らばっていました

水道は止まっているのにトイレまで勝手に使用されており、何者かが侵入したのは間違いなかったです

当時、防犯カメラはすでに撤去していたため、侵入の瞬間や人物の記録は残っていませんでした

「もしあのままカメラを残していれば…」という後悔が今でも残っています

その場で迷わず警察に通報

ほどなくして、数台のパトカーが到着しました


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④警察への通報と現場検証の詳細



現場には警察官と鑑識が8名以上到着し、約3時間にわたる本格的な現場検証が行われました

私は鑑識の方から指示を受けながら、写真を足跡の場所などを指差して撮影し、数十枚の写真に自分の名前を記入しました
(名前を書きすぎてかなり手が痛かったです)

A社の仲介業者さんも設置した看板が外されていたり、現地を訪れた際の状況を何度も何度も証言して下さいました(二時間ほど拘束されてしまいましたので、申し訳なかったです)



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⑤仲介業者A社とB社の対応の違い


仲介を依頼した2社の対応には明確な差がありました。

・A社:こまめに連絡をくれていた担当者が現場に立ち会い、警察にも丁寧に証言

・B社:最後にお客さんを案内していたものの、「自分たちが案内したときにはすでに荒らされていた」と説明

現場には立ち会わず、電話対応のみでした

A社は誠実に対応してくれた一方で、B社の対応にはやや温度差を感じざるを得ませんでした

この経験から、信頼できる業者選びの大切さを痛感しました


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⑥ 現場検証後の清掃と後処理



現場検証が終わった後は、すぐに清掃を開始

トイレも無断使用されていたため、消毒作業や水回りの点検も実施しました
(水道も止まっているのに尿臭がして最悪でした!)

せっかくワックスがけしていた床を泥だらけにされて怒り心頭でしたが、設備が壊されていなかっただけ幸いでした

ひとまず内覧に来ていただくお客様にできるだけ良い印象になるように入念に清掃を行いました

トイレは塩素で除菌&漂白を実施し、床もピカピカに磨き上げました


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⑦今回の不法侵入で学んだ教訓



今回の件で痛感したのは、

「物件管理を完全に人任せにしてはいけない」

ということです

そしてもう一つは、

「防犯カメラは“入居日ギリギリまで”撤去しない」

という教訓です

仲介業者が複数入っている場合、鍵の共有リスクや責任の所在の曖昧さが生まれやすいです

特にキーボックスを設置する際は、

・設置場所が外から見えにくい位置か

・暗証番号を頻繁に変更しているか

・管理者以外がアクセスできない運用になっているか

  を常に確認することが重要ですね



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⑧ 空き家・賃貸オーナーができる防犯対策



今回の経験を通して、オーナーが今すぐできる対策をまとめます

・仲介業者に鍵を預けるのが一番良いかと思いますが、キーボックスを利用する際はキーボックスの設置位置と管理を徹底(外から見えない位置に)

・可能であれば暗証番号は案内ごとに変更する

・防犯カメラは入居確定まで設置継続

・内見後は必ず室内確認を依頼

(近くの物件であれば自分で確認した方が良い)

・信頼できる仲介業者を選ぶ(これが最初はなかなか難しい)

・長期空室時は定期巡回を依頼

こうした小さな工夫が、大きな被害を防ぐことにつながります



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⑨まとめ:物件管理は「人任せにしない」が基本



今回の不法侵入事件は、本当にショッキングな出来事でした

しかし同時に、物件管理の甘さや防犯意識、仲介業者の選定など、多くの学びも得られました

空き家・賃貸オーナーにとって「防犯対策」は他人事ではありません

大切な資産を守るのは、最終的には自分自身

これを読んでいる皆さんも、「うちは大丈夫」と思わず、今一度ご自身の物件管理方法を見直してみてください

今回の記事が皆様の参考になれば幸いです♪

最後までお読み頂きありがとうございました!

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