奨学金の借り方・返し方を徹底解説!申請から返済までの流れと注意点

奨学金
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大学や専門学校へ進学する際、多くの人が利用している奨学金

社会人になってから返済に悩む方も多く、適切な金額での利用が必要となってきます

そこでこの記事では、「奨学金の借り方から返し方まで」を、初心者にもわかりやすく解説します

失敗しないための注意点も紹介するので、これから奨学金を検討している方は借りる際も返済する際にも参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読み下さい!

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①奨学金とは?基本をおさらい



奨学金とは、経済的理由で進学が難しい学生を支援する制度です

返済の有無や支援内容によって複数の種類が存在し、進学を希望する多くの学生にとって大きな助けとなっています

【奨学金の基本】

・貸与型(借りる)と給付型(もらえる)がある

・主な提供機関は「日本学生支援機構(JASSO)」

・学校や地方自治体、民間団体からの支援もある



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②奨学金の主な種類



奨学金は提供機関によってさまざまな形がありますが、ここでは代表的なものを紹介します

(1)日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、日本国内で最大規模を誇る公的な奨学金制度で、経済的理由で修学が困難な学生や生徒を支援する目的で運営されていますJASSOの奨学金には主に「給付型奨学金」と「貸与型奨学金」の2種類があります

【給付型奨学金】

・返還不要の奨学金で、主に大学・短期大学・高等専門学校(4・5年)・専門学校の学生が対象です

・支給額は学生の通学形態や世帯収入によって異なり、自宅通学・自宅外通学、家族構成などで細かく設定されています(例:自宅外通学の場合、月額66,700円など)

・住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯が主な対象で、世帯収入によっては一部支給となる場合もあります

・申込は在学中の学校を通じて行い、必要書類には本人・保護者のマイナンバー提出が必要です

・支給は原則として4月分から開始し、毎月本人名義の口座に振り込まれます

【貸与型奨学金】

第一種奨学金(無利子)

・無利子で借りられる奨学金です

・学力・家計基準が比較的厳しく、特に優れた学生で経済的に困難な者が対象です

・月額は通学形態や学校種別によって異なり、大学学部生の場合は20,000円~51,000円の範囲から選択できます

第二種奨学金(有利子)

・有利子(在学中は無利子、卒業後に利息が発生)で借りられる奨学金です

・第一種よりも家計・学力基準が緩やかで、より多くの学生が利用可能です

・月額は20,000円~120,000円の範囲内で1万円刻みで選択できます

入学時特別増額貸与奨学金

・入学時の一時金として、10万円~50万円の範囲で選択できる貸与型の奨学金もあります(有利子)

 
【支援内容のまとめ】

奨学金の種類   返済義務月額例  主な対象・特徴 
給付型   なし 9,800円~66,700円程度 住民税非課税世帯等、返済不要 
第一種(無利子)あり 20,000円~51,000円学力・家計基準厳しめ 
第二種(有利子)あり 20,000円~120,000円 学力・家計基準緩やか、在学中は無利子
入学時特別増額 あり10万円~50万円(1回限り)入学時の一時金、収入基準あり     


【申込方法・採用の流れ】

・予約採用:高校在学時に申し込み、進学後に採用される方式

・在学採用:進学後、在学中の学校を通じて申し込む方式。年2回(春・秋)募集があるのが一般的です

・緊急・応急採用:家計急変や災害など突発的な事情に対応する制度もあります

【返還・免除制度】

・貸与型奨学金は卒業後に返還義務が発生しますが、経済的困難や災害等の場合は返還猶予や免除の制度も用意されています

JASSOは留学生向けの奨学金や、大学院生向けの特別な貸与・給付制度も運営しています

詳細や最新情報はJASSO公式サイトや在学中の学校窓口で確認できます

(2)給付型奨学金

高等教育の修学支援新制度(文部科学省)

高等教育の修学支援新制度(文部科学省)は、経済的理由で進学が困難な学生を支援するため、授業料・入学金の減免と返還不要の給付型奨学金を提供する制度です

【支援の対象者】

・世帯収入・資産要件:住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯

・学修意欲:進学後の学修計画や将来の人生設計が明確であること

・国籍等:日本国籍、法定特別永住者、永住者等または永住の意思が認められる定住者

【支援内容】

(1)給付型奨学金(返還不要)

支給額は、通学形態や世帯の収入区分により異なります

・第Ⅰ区分(住民税非課税世帯)

  自宅通学:月額29,200円(年額350,400円)

  自宅外通学:月額66,700円(年額800,400円)

・第Ⅱ区分(非課税世帯に準ずる世帯):第Ⅰ区分の2/3の額。

・第Ⅲ区分(非課税世帯に準ずる世帯):第Ⅰ区分の1/3の額

※詳細な支給額については、文部科学省の資料をご参照ください

(2)授業料・入学金の減免

授業料および入学金の減免額は、在学する学校の種類や設置者等に応じて異なります

・国公立大学:

  授業料:年額535,800円

  入学金:282,000円

・私立大学:

  授業料:年額700,000円

  入学金:260,000円

※詳細な減免額については、文部科学省の資料をご参照ください

【制度の拡充(令和6年度・7年度)】

(1)令和6年度(2024年度)から

・多子世帯(扶養する子が3人以上)や私立理工農系の学部・学科に通う学生等について、支援対象を拡充しました

(2)令和7年度(2025年度)から

 ・多子世帯の学生等については、所得制限なく、大学等の授業料・入学金を国が定める一定額まで無償とする予定です

【申請方法と確認手段】

・申請方法:在学する学校を通じて申請します

詳細は、各学校の奨学金担当窓口にお問い合わせください

・対象確認:日本学生支援機構の「進学資金シミュレーター」を利用して、支援対象となるかを確認できます

(3)学校・地方自治体・民間の奨学金

代表的な奨学金制度を「学校」「自治体」「民間」からそれぞれ1つずつ、計3つご紹介します


【学校】早稲田大学「めざせ!都の西北奨学金」


・種類:給付型(返還不要)

・対象:経済的に困難な学生(成績などの条件あり)

・金額:年額 約40万円

・特徴:他の奨学金との併用も一部可能、早稲田大学独自の制度


【自治体】東京都育英資金


・種類:貸与型(無利子)

・対象:都内在住の学生(高校・大学等)

・金額:大学生 月額53,000円

・特徴:経済的理由で修学が困難な学生が対象、利子なしで返還可能


【民間】あしなが育英会

・種類:貸与型+一部給付(生活支援金)

・対象:親を亡くした、または重度障害のある家庭の子

・金額:大学生 月額4万円(+生活支援金:月2万円)

・特徴:全国的に認知されており、奨学金の他に心のケアや交流の場も提供



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③奨学金の借り方(申請方法)



奨学金は、進学前からの準備が重要です
以下の手順で申請を進めましょう

ステップ1:学校を通じて予約採用に申し込む

・高校在学中(3年生)に申請する「予約採用」が一般的

・高校の進路指導室などで申請案内が配布される

ステップ2:必要書類の準備

・世帯収入の証明(課税証明書など)

・成績証明書

・奨学金申込書(インターネット入力が主流)

ステップ3:審査・結果通知

・学力と家計の審査を経て採用が決定

・結果は学校を通じて通知される

ステップ4:進学後の手続き

・大学・専門学校に入学後、正式に奨学金の貸与が開始

・契約書への署名などの手続きが必要



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④ 奨学金の返し方(返済方法)



奨学金の返済は、卒業後から始まります
以下に返済の基本を説明します

【返済開始のタイミング】

・通常は卒業の翌月から6か月後に返済開始

・給与振込口座から毎月自動引き落としされる

【返済額と期間】

・第一種(無利子):月数千円〜1万円程度からスタート

・第二種(有利子):借入額に応じて月1万〜2万円以上

返済期間は10〜20年が一般的(借入額による)

【繰上げ返済や返済猶予も可能】

・収入減や病気などによる「返済猶予制度」あり

・繰上げ返済も随時可能で利息の軽減効果も期待できる



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⑤奨学金を利用する際の注意点



(1)借りすぎに注意

社会人になってから奨学金の返済が重荷になっている方はとても多くいらっしゃいます
「奨学金=借金」であることを忘れず、将来の返済を見越して必要最小限に抑えましょう

(2)返済計画を立てる

返済額や期間を理解したうえで、将来の生活設計に組み込むことが重要です

(3)奨学金破産のリスク

返済を滞納すると信用情報に傷がつき、いわゆる「奨学金破産」のリスクもあります
親が連帯保証人になる場合は、家族への影響も大きいです

(4)利息の有無を理解して選択

無利子と有利子で将来的な返済総額が大きく変わるため、しっかり比較・検討を



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⑥まとめ



奨学金は進学を支える強力な制度ですが、借りたお金は原則返済が必要です

社会人になった1年目からすでに多額の借金を背負った状態では、重荷に感じることも少なくないと思います

各ご家庭それぞれご事情は様々かと思います

しかし、子供は急に大きくはなりませんから子供が産まれることが分かった段階で少しずつ教育費は
準備しておく必要があります

奨学金の借り入れはその上での最終手段かとも思います

奨学金の利用を検討する場合は借り方・返し方を正しく理解し、家族でよく話し合い無理のない借り入れ額で返済計画を立てることで、将来の負担を軽くすることができます

今回の記事が教育費について悩んでおられる方の参考になれば幸いです

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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